ブックタイトル11アンリミットジャパン

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概要

11アンリミットジャパン

Q1 起業しようと思ったきっかけについて教えてください。A1 新卒で大企業に勤め、製品開発、金融機器やコピー関連の筐体設計やメカの仕事を行っていました。大企業ですと政治的な力があり「これを出せばいいのに。」、「こういう構想にすればいいのに。」と思うことがかなかなか受け入れてもらえませんでした。使って下さる方が喜んでくださる物を作ろうといくことを信条にしているので、そういう仕事をしたかったのです。自分が会社を興せば決定権がありますし、お客様のために考えて造るものが作りやすいと考えたからです。Q2 これまで会社経営で失敗はありますか。A2 たくさんあります。当然会社なので、仕事が取れる、取れないという問題もあります。一番大きいのは人です。メンバーの方向性が合わないと力が発揮できません。デザイナー、設計者、営業系、事務系などメンバー全員が同じ方向性を持っていないとよい仕事は出来ません。社内の雰囲気が大切です。会社自体のエネルギーや将来性がなければ銀行もお金を貸してくれません。人事は極めて重要です。Q3 経営者として大事にしていることは何ですか。A3 第一に、使う方に喜んでもらうものを作ること。そのためには関連企業を含め、皆が仲良く、協力して、助け合える関係が大切です。「仕事だから我慢しよう。」ではなく、「どうせ仕事をするなら楽しくやろう!」と言っています。仕事の中に楽しみを見つけられるかどうかはその人の考え方次第だと思います。「辛いな」と思いながらの仕事と「面白いな。今度こうしよう!」と思ってやる仕事にはアウトプットに差が出てきます。これから学生の皆さんも社会に出ると思いますが、楽しく仕事をして下さい。Q4 これから就職活動をする学生たちへのメッセージ・アドバイスをお願いします。A4 私は「大きい会社だから。」とか「給料がいいから。」といった条件で会社選びをしない方がよいと思っています。やりたいこともやってもらいたい。やりたいことでないと勉強しないし、仕事をしていてつまらないと思います。一つの選び方として、企業訪問や面接官と話して「この人達とだったら一緒に仕事をしてみたい。」と思える会社がよいと思います。Q5 起業を考えている学生にメッセージ・アドバイスをお願いします。A5 「まだ早い」と思わず、起業しましょう。苦労は多いと思います。失敗だらけです。しかし実力をつけるには修行(苦労や失敗)が大事で、色々と面白いアイデアや差別化ができるものがあったら早く起業すべきだと思います。失敗することは多いかもしれませんが、やっていく内に人生が豊かになると思います。辛いことはあります。急成長した会社の中には、ちやほやされてすぐにダメになる会社もあります。そこをどう乗り切っていくかだと思います。学生による大澤敬造社長へのインタビュー